認知症の妻とその夫 高齢夫婦の理想の姿を見た

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7月29日 金曜日 曇り AM7:45

今測った体温は35.6度。

やっと平熱に戻ったけれど軽い倦怠感と節々の痛みはまだ残っている。

今日も一日のんびり過ごそうと思う。

若い世代ほど異物に対する反応が強く

その刺激でしっかり抗体を作り免疫力を高めるとのことなので良しとしよう。

さて一昨日の4回目のワクチン接種は集団会場でPM4:00から。

夫とは毎回同じ場所、同じ時間だけれど

夫は会社からなので特に待ち合わせはしない。

一昨日も同様で夫の方が先に受け付け。

接種会場に入り受付を待っていると

少し離れた場所に座っている一人の女性が目に入った。

うつむいてじっと動かない高齢の女性。

その様子から認知症を患っていると思われた。

受付場所には時間を掛けて対応してる高齢男性。

受付を終えるその女性のそばに行き手を取りながら接種ブースへ移動。

接種後の待機場所へもご主人が手を取り連れて行く。

椅子は基本離れて設置されているけれど

このご夫婦の椅子は並べられふたり寄り添って座っている。

途中でチョット動きが。

上着に袖を通そうとしたご主人。

中々上手く行かない。

それまで下を向いてじっと動かなかった奥様が

そろそろと手を差し伸べて手伝っていた。

ほんの小さな奥様の動きだけれど

それだけで今のこのご夫婦の暮らしが垣間見えた。

認知症の妻を支える夫。

思わず手を差し出す妻。

認知症になると人格に変化が起きると聞くので

今までの生活がどうであったのかは判らないけれど

少なくとも今はふたり支え合っているように感じ

高齢夫婦の理想の姿とも思えた。

さて我が夫婦。

接種後の外食は夫も私もその気がなくなりお寿司を買って帰ることに。

車は別なので『何でもいいから適当に買って来て』と夫はひとりさっさと帰宅。

昨日のブログの最後にこんなことを書いた。

【先日夫の体調不良が続いたときに

『お前はいつも元気だなぁ』と言われた。

きっと今回も心配していないと思う】

昨日帰宅した夫は薬のことをアドバイスしてくれ

自室にあった冷えピタを持って来てくれた。

少しは心配してくれていたのかもしれない。

さて長生きすればどちらかが認知症になる確率は高い。

私が認知症になったら夫は支えてくれるのか?

認知症になった夫に対し私は優しさを示せるのか?

まだまだその自信はないけれど

あの奥様の優しさにあふれた手の動きが忘れられない。