葬儀を取り仕切る高齢女性
7月7日 (火)
医師の臨終診断
看護師のエンゼルケア
ケアマネージャーの最後の挨拶
それらを終えたら次に考えるのは葬儀の事。
しっかりしている長男とは言え初めての経験。
母親の余命がいくばくも無いと判っていても
敢えて葬儀の事までは考えていなかったのだと思う。
まず葬儀社をどこにするか?
ここから葬儀の準備は始まりました。
もちろん決めるのは子供たちである長男と次男と長女。
妹である次姉と私は聞かれたらアドバイスするだけです。
地区の繋がりが強い浅草からほど近い下町。
自治会名簿で実家から一番近い葬儀社に依頼することに。
やって来たのは高齢ご夫婦。
よくよく聞いたら両親の葬儀もここに依頼。
我が家の事も既に把握していたようで
特に地元に長く住む長姉の事も
「あの○○ちゃん?」と長姉の名前も知っている。
葬儀社選びに間違いはありませんでした。
大まかな事を話すのはご主人
そばで奥さんが細かいアドバイスをしてくれる。
「今はほとんどが家族葬」
「必要ないと思ったらどんどん省略して」
「お金をかける必要はないわよ」
「お寺さんにも費用が掛かるでしょ」
長男にとっては有難いアドバイスだったと思う。
一日家族葬の費用については後日書くかも?
二人が帰り驚きの事実を知らされる。
私 「奥さんしっかりしてるね」
長男「あれは母親で今は会長だよ」
ふたりは親子で会長は80代の母親!!
さて80代の女性葬儀社会長。
葬儀当日は余り口出しせず見守っていてくれていた。
火葬場からの帰りのマイクロバス。
次姉と私が座っている隣の補助席に座った会長。
「何故だか全然涙が出ないのよ」と次姉と私が話したら
「それはお姉さんとの生前の付き合いに満足している証拠よ」
自身の事も話してくれた。
38歳でご主人が亡くなり葬儀社を引き継ぎ45年。
当時中学生だった息子が今は社長で自分は会長に。
こんな苦労話も。
ツアー旅行に行っても途中で呼び出しがあるとひとり途中で抜け出す。
そのために常に片道の交通費は用意していたとのこと。
少し膝が痛むことがあるけど他は特に問題は無いそうで
「働いているから元気でいられる」
「70代?あなた達まだまだこれからよ」
しっかりと心に刻みました(^^)
若きお坊さん
さて実家の菩提寺は谷中にある由緒あるお寺。
今引き継いでいるのは30代の若きお坊さん。
まだ慣れていない?
あらゆる場面で若さが露呈する。
ちょっと心配で可哀そうになる年寄りの私。
最後の最後にお坊さんと少し長く話す機会があった。
ここで思いもかけない彼の人柄を知ることになる。
続きます。

